88つぶ

12月25日。

金曜日。仕事も学校もある普通の平日です。

 

しかしにゃにゃすけ君。

いつもより20分近く早く布団から出てきた!

そりゃあね。期待するよね、サンタさん。

 

テレビ台のところにおいてある

包み紙を見つけると

寝起きの表情がパっと変わりました。

 

「届いてる!」

 

にゃにゃすけ君は「届いてる」と口にしました。

誰が、という主語は抜けていますが

「サンタさんから」と勝手に補完。

 

多分にゃにゃすけ君はまだ、

サンタさんの存在を信じてくれています。

欲しかったおもちゃは確かに目の前にあるわけで

サンタさんの存在を疑う理由は

今のにゃにゃすけ君にはないのだと思います。

 

素直な心だなあ。

 

信じるとか、疑うとか。

信じるも疑うも、どちらも、確証がない事象に対して

使われる言葉、で良いのかな?

 

サンタさんの実在が間違いのない事実で

万人が認めている事象であるならば

信じるもなにも、いるじゃん、という話ですから。

 

これから先。

いろいろな経験をして、

様々な知識を身に着け、

考察する能力を会得。

さらにその先を予想して、

未知の部分に思考の先端が伸びてゆく。

 

それにより、確証のないものにも少しずつ根拠が与えられ

いずれ真実に突き当たる。

 

そう。

いずれにゃにゃすけ君も

サンタクロースの実在を疑う時がくるでしょう。

プレゼントを届けてくれるのはサンタである、と

信じなくなる日が来るでしょう。

 

でも、それも成長。

ぱぱすけだって、いつからかサンタは実在しないんだろうって

思うようになったわけですから。

 

でもね。

サンタクロースという「人物」の存在を否定しても

サンタクロースという「概念」は確かに実在します。

 

目に見えることが全てではありません。

 

サンタさんはいるかもしれない。

妖怪だっているかもしれない。

天国や地獄だって存在するかもしれない。

……ただ、僕たちの目に見えず、触れられないだけで。

 

我思う、ゆえに我在り。

 

素敵なことは

積極的に信じようね、にゃにゃすけ君。

信じることで

無から有が生まれることもあるんだよ^^

 

例年なら姪っ子も帰郷しているところでしょうが

さすがに今年は自粛ムード。

(ぱぱすけの妹は東京在住なので)

 

クリスマスカードに添えられた写真を見て

にゃにゃすけ君もあーちゃんに会いたい会いたいと

申しているわけですが。

 

「会いたいね」という気持ちは、

ね、にゃにゃすけ君。

見えないけど、本当の気持ちだよね?

会える日はきっとそう遠くないから、

信じて待っていようね!