22つぶ

30代後半、独身時代末期のころ。

 

11時12時台の帰宅が当たり前の仕事生活。

仕事をするために生活しているような日々。

 

自分のために仕事をして稼ぐのにも少し疲れ、

家族のためにがんばって仕事をする……なんてことに

想いを馳せることもありました。

 

それから、数年と数ヶ月、数日が経過したある日、

仕事に出かけるぱぱすけに、にゃにゃすけがこう言いました。

 

おとしゃん、おしごと、まんがって(頑張って)

 

まだ、頑張って、の意味は理解していないでしょう。

まますけがぱぱすけにかけた言葉を覚えただけだと。

 

それでも、ぱぱすけは家族をもったんだなあと、

かつての気持ちを思い出させてくれたにゃにゃすけでした。